沖縄リハビリテーション福祉学院でのがん教育授業

🏫 実施報告

下咽頭がんサバイバー 又吉賢弘 氏による講話


実施日: 2025年10月24日
対象: 沖縄リハビリテーション福祉学院理学療法学科2年生


🗣 実施内容

又吉さんは、11年前に下咽頭がんの手術を受け、声を失いました。
その後、人工喉頭や食道発声によるコミュニケーションを習得し、
現在も精力的に発信を続けておられます。

講話では、

  • 手術による声帯の喪失
  • 食道発声の実演
  • 妹様のがん闘病
  • 検診や早期発見の重要性
  • 沖縄におけるがん死亡の現状

など、ご自身の経験と、県内のがん状況について詳しくお話しいただきました。


💬 学生の学び(まとめ)

学生の振り返りからは、以下のような学びが多く見られました。

  • 「命より声より、まず命」という選択の重み
  • 苦しみのなかでも前を向く姿に胸を打たれた
  • がんは誰でもなり得る、身近な病気である
  • 自覚症状に気づいたら“我慢しない”ことが大切
  • 家族や周囲と健康について話し合う習慣の必要性
  • 生活習慣・飲酒・喫煙がリスクに大きく関わること
  • 早期発見につながる検診の大切さ
  • 支え合うことの大切さ

また、食道発声の実演を通して、
「声がなくても伝えることをあきらめない」
その姿が印象に残ったという声も多く寄せられました。


👩‍🏫 教職員コメント

  • 医療職を志す学生にとって非常に貴重な経験となった
  • 実体験に基づくお話は深い説得力があった
  • がん検診の重要性を学生へ伝える良い機会になった
  • 今後は一般の方にも聞いてほしいと感じた