講師紹介
INTRODUCING OF STAFF
講師について
学校における健康教育を担う文部科学省では、がん教育を「健康教育の一環として、学校での学習の基礎となる学習指導要領に「がん」について盛り込むよう改訂するなどして、がん教育の充実を図ってきました。
沖縄がん教育サポートセンターは、がん対策推進基本計画・学習指導要領における「がん教育」に基づいた授業を実施します。
理事長
徳元 亮太
この度、特定非営利活動法人沖縄がん教育サポートセンターの理事長を拝命いたしました徳元亮太と申します。皆様のご支援いただき、ともに協力しながら沖縄県のがん教育推進に全力で取り組んでまいりたいと考えています。何とぞよろしくお願い申し上げます。
近年、疾病構造の変化や高齢社会など、児童生徒を取り巻く社会環境や生活環境が大きく変化してきており、健康教育もそれに対応したものであることが求められていると思います。その中でも、生涯において国民の2人に1人が罹患すると推測される「がん」をめぐる昨今の現状を踏まえると、「学校における健康教育の一環としてがん教育を推進することは健康教育を推進するうえで意義のあること」だと考え、沖縄かん教育サポートセンターを設立するに至りました。
NPO法人沖縄がん教育サポートセンターは、日本乳癌学会認定医・専門医、医療関係者、がん経験者、がん患者の家族・遺族で構成されています。これまで培った知識及び技能をがん教育に活かして「児童生徒に限らず、沖縄県民が、がんの予防、早期発見・検診等に関心をもち、がんに関する正しい知識を身に付け、適切に対処できる実践力を育むこと」、「がんと向き合う人々と触れ合うことを通じて、自他の健康と命の大切さに気付き、自己の在り方や生き方を考えることで、がんを通じて様々な病気についても理解を深め、共生社会を目指す態度を育成すること」にも繋がるように精一杯努力して参ります。
今後も、ご指導ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。
副理事長
玉城 研太朗
医療法人那覇西会 那覇西クリニック・那覇西クリニックまかび 理事長
東北大学大学院医学系研究科 非常勤講師
沖縄県医師会 理事
那覇市医師会 理事
医学博士
皆様こんにちは。この度副理事長を拝命しました玉城研太朗です。がん医療に携わって20年以上になりますが、様々な局面で“がん”の正しい情報をお伝えすることの難しさを感じております。“がん”という病気が特別なものではないこと。誰もが罹りうる疾病であり、子供のころから正しい情報を勉強することはとっても大切です。実際がんを経験された皆様、私共のようながんの専門家、あるいは様々なサポーターとともに、本センターががん教育の発展の一助になればと心より思うところです。
多くの皆様にご支援いただき、皆様と一緒に「おきなわがん教育サポートセンター」を盛り上げて頂けますと幸いです。
理事
新垣 志乃
2020年に乳がんを発症。抗がん剤治療、手術、放射線治療を経験。がんを通じて感じた事、学んだ事をたくさんの方へお伝えし、沖縄県の健康増進に繋げたいと思います。
理事
照屋 典子
琉球大学医学部保健学科・教授
大学では、看護師、及びがん看護専門看護師の養成に携わっております。
2017年から「がん予防」・「がん教育」の普及と研究に取り組んでおり、沖縄県のがん教育総合支援事業を通して、がん教育サポートセンターのメンバーと出会いました。
今後も沖縄県民の健康意識、がんリテラシーの向上を目指して、活動に取り組んでまいりたいと思います。
理事
宮里 恵子
浦添総合病院乳腺外科副部長
日本外科学会 外科指導医
日本乳癌学会 乳腺専門医
浦添総合病院で医師をしています。
10年ほど前私は、がん検診受診率を上げ、患者さんが病院に来るハードルを下げるにはどうすればよいかと考えていました。ちょうどそのころ小学校に絵本の読み聞かせに行くことがあったのですが、子供のうちにがんの話を聞けば、大人になって予防や対策できるようになると思いつきました。
それが私のがん教育の始まりでした。子供たちにがんの話をしたあと子供たちからアンケートを取ると、知識はついていたものの「がんは怖い」という気持ちは変わらず高いままでした。知識だけではがんに立ち向かう勇気は育たないのです。がんに立ち向かう勇気を持つためには、患者さんが学校に来て、「がんになっても大丈夫、がんは怖くない」というメッセージを送ってくれることが欠かせないことがわかりました。
沖縄がん教育サポートセンターでは、子供たちに自分の経験を伝える外部講師を育成し、学校へ派遣する事業をおこなっています。学校や行政とタッグを組んで、これからも活動を広げていく予定です。皆さんの応援をお願いします。
監事
大城 真理子
沖縄県立看護大学 准教授
私は、日頃、教育現場で、看護学生を対象に、がん看護教育に携わっています。教育は、将来を担う人材育成の場として非常に重要だと考えます。
日本において、2人に1人ががんに罹患すると言われている今、小中高生を対象とした早期の教育的介入は、がんに対する正しい知識を獲得するうえでも非常に有効であることが、これまでの研究からも明らかにされています。
沖縄県において、がん経験者や医療者、教育現場が連携し、より良い社会を目指して活動している沖縄がん教育サポートセンターの取り組みに微力ながら貢献できたらと考えております。
がん教育外部講師
久田 優子
飲食店経営。子供3人。 2022年左乳管がん発覚。
手術にて全摘し、多数の薬剤アレルギーがある為その後化学療法など不可能になり定期通院と検査をしています。
この経験が誰かの為になればと思います。
がん教育外部講師
狩俣 勇斗
琉球大学病院 がん看護専門看護師
がん看護と緩和ケアのスペシャリスト、狩俣勇斗です。
患者さん・ご家族の「つらさ」に寄り添い、笑顔を取り戻すお手伝いをしています。
高校、大学、医療機関で講演も実施。わかりやすく、楽しい語り口で、あなたの心に響くメッセージをお届けします。
がん教育外部講師
又吉 賢弘
「命と体は貴方のもの」心身の変化に気づいたら、放置しないで、身近な人に相談しよう。
でも大丈夫、治療しながら働く事は可能です。そして大切な人の為にも検診を忘れないで!
がん教育外部講師/事務局
島袋 枝梨子
作業療法士 なはゆい病院所属
子育て中(中2男子 小5女子 小2男子)
約10年前に、弟がスキルス胃がんで闘病の末、29歳で逝去。
支える家族側の体験談を中心に、もしも家族や友人ががんになったら、を、子どもたちと一緒に考える授業ができたら、と思ってます。
がん教育外部講師/事務局
玉寄 育子
乳がんの治療で、抗がん剤や手術などを経験しました。その時の不安な気持ちなどをイラストを使ってわかりやすくお伝えします。どうぞよろしくお願い致します。